北海道立近代美術館(札幌市)にて、歌川国貞展
浮世絵師・歌川国貞展、鑑賞
先日、街へ出たついでに北海道立近代美術館へ立ち寄りました。見たのは「浮世絵師・歌川国貞展」です。12月18日までやってます。
【特別展】浮世絵師・歌川国貞展 | 教育庁北海道立近代美術館
せっかくの展覧会なのに公式サイトが弱い
上記のサイトにも書かれていましたが、どうやら「浄瑠璃づくし」の10点揃ったものがココだけというのが、今回の目玉だそうです。そんなの全く知らずに見に行った(笑)。このサイト、貧弱で本当に公式サイトかな〜と疑って何回も検索しちゃいました。北海道教育委員会や道の仕事として、他の美術館などの各施設には専用のサイトを設けるべではないかなと思いましたね。お役所仕事だからって「しょうがない」では所蔵品が泣きます。
本物は初めて見た
脇道にそれました。
このコレクションの元は故・高橋博信さんが所有していた物の寄贈品です。貴重な品々を道民みんなが見られるようになったことは素晴らしいことですね。ありがたいことです。
展示は国貞作品がじっくり見られるようになっています。点数も多くて会場も広く使われていて、他の人を気にする必要はないです。ただ、作品保護のため照明がかなり暗くて、TVHの鑑定団や国営放送なみの高画質を見慣れていると、浮世絵の艶やかさを実感するにはちょっと物足りない気はします。
もちろん実物を鑑賞している醍醐味はあります。肉筆画の手描き感や版画の人間味を感じます。
「美人春乃風」
「吉原の花魁たち」どちらも絵はがきより。
たしか正式には題名はもっと長いはずです。
中でも一番気に入ったのは、ほぼ藍色で作られた作品。「ベロ藍」といい輸入品の顔料を使ったものがキレイでした。青の濃淡だけで構成された画面には、シンプルがゆえの力強さが、複雑な文様と重なって深みが出ていました。
売店で思わず買っちゃいました!
売店でハガキを購入。やっぱり釣りでしょう。思わず買っちゃいました!
▲江戸前で何を釣ってるのかな?
当時の絵は観光案内も兼ねていたようです
アマゾンでの検索。いろいろありますね〜。少し前に春画も流行りましたね。
そうそう「浄瑠璃づくし」ですが、画中の背景として、浄瑠璃のセリフ(だったかな?たしか)が文字で描かれているそうですが、ちょっとこちゃこちゃしてて見づらいです。役者と同じ濃度で文字を細かく描いているのでデザイン的には、目が痛い。私はさっとスルーしちゃいました。
他にぬり絵もありました。
売店や係員など、ボランティアの方がいて気持よく見ることができました。
他に予定では「キャッチ・ザ・カラーズ」も見るつもりでチケットを綴りで買いましたが、都合でこの日は見られず。こちらはまた今度記事にします。