札幌デザインウィーク 2016の感想
札幌デザインウィーク 2016が10月19日から23日、開催していました。
もうだいぶ日が経ちましたが、やっと記事にできました。
もっとデザインは身近です
用事があって中央区に出た際に立ち寄りました。なんともう12回目。最初はなんじゃこりゃという展示も多かったのですが、回を重ねるごとに、ただの「かわっているデザイン展」から時代に即した展示になってきている気がします。ただあまり新進気鋭的なものばかりだと、また敷居が高くなっちゃうのも困りますね。
展示を見ての感想
建築系でいいな〜と思ったのは、地震などの災害対策。UN40という建築家の建築家たちのグループ活動で「備災」という展示。災害時は、体育館などが避難所になるけど、大抵はダンポールで仕切りがあるぐらいの空間で生活することになる。とてもじゃないけどプライバシーは保てないですよね。
そこで壁の装飾の一部として、取り外しのできる柱や壁材などの木材を壁面などに組み込んで設置して、必要なときに、壁から外して組み立てて居住空間を作るという内容でした。柱があればそこに余った木材やダンボールで壁を作れば、多少なりともプライバシーや暖を取れるのではないかと思いました。
東海大学の学生さん、頑張れ!
あと見に行ったのは、東海大学札幌キャンパスのデザイン文化学科の生徒さんたちの展示と販売物。「オリパラボ」発表会、「デザインマステフェスタ」、「Living Lab SAPPORO」です。そのほか「AROUND BOOK DESIGN」の雑貨などのグッズも見ました。
▲ガイドブックなど。リーフレットは
イマイチ見づらいっす。
「オリパラボ」は冬季オリンピック・パラリンピックに向けてUN40と学生グループの展示発表です。東海大の学生たちは、狸小路を西側へ延長して活性化を図るという内容で、ポスターとムービーの展示をしていました。
▲スピーカーは別に用意したほうが
良かったね
次に見たのが、マスキングテープ。今はマステと言うらしい。ようするにちょっと剥がしにくいマスキングテープです。普通のものとは違い、粘着が強いものです。たぶん剥がすことは考えられてないと思います。
▲各学生さんたちの作品
▲東海大学の学生さん、川上さんの作品
買いました。
正直、男はほとんど使わない(笑)。展示の中では、札幌デザイナー学院と東海大の学生の作品が良かった。もうちょっと、教員の方のディレクションが必要ではと思ってしまいます。
次に「Living Lab SAPPORO」(これも東海大学の学生さん)を見ましたが、ただのポスターの展示でした。いいポスターもあったけど「展示」としてはいただけない。パーテーションにフレームを付けて吊り下げているだけなので、ガイドブックに書いてあるようなコンセプトとは合ってない。みんな素通りしていました。
雑貨が欲しかった!
「AROUND BOOK DESIGN」は雑貨がいい味だしてました。ぱっと直感で買っちゃいそうなぐらいなアイテムが並んでいました。もちろん古本やお菓子などもよかったけど、ちょっとした小物やプリントが欲しかった!けど高いんです。しかたなく諦めました。
全体を通して
ガイドブックや看板サインなどは、さすがプロの仕事ですね。ガイドブックの広告欄も聞いたことのあるデザイン事務所が多い。ただそれらに反比例して、出展している会社や学校のサイトが、いまいち連動していない。もうちょっと盛り上げる気持ちが必要なのかなと。
展示を見てきたので、言えることですが、サイトでもうちょっと情報がほしいと思う。学生や個人の会社などが絡んでいるので、もしかしたら、展示の内容がどのようになるかギリギリまで不明な点があるのかもしれないのでしかたないのかもしれないけど・・。
もっとデザインを!
でも札幌で、このようなデザインに関することが取り上げられるようになることは、いいことで大事な事ですね。私達の仕事を理解してくれる人がたくさんできたら、いいな〜と思います。