マルチコピー機の怪・体験談
マルチコピー機に祟り!?体験談
先日、仕事でA3用紙に出力しなければいけない案件があり、コンビニで出してしまおうと思い立ったのです。これが「マルチコピー機の怪」の始まりでした・・。
▲サークルK・サンクス、ファミマ、ローソンは「シャープ」のサービスを採用。
一般のオフィスにもあるかな〜。あんまり見たこと無いけど・・。
▲セブン-イレブンは「FUJI XEROX」を採用しています。
印刷会社定番とも言えるメーカーさん。
A3原寸で出したい
ウチにはA4サイズのインクジェット複合機しかないので、B4サイズ以上は出せません。余談ですが最近は低〜中高品質のA3レーザープリンタやインクジェットプリンターが、とっても安くなってランニングコストが低くなっていますね。ただ、デカいのは変わりません。家庭だとなかなか置く場所がないです。
そんなこんなで、データを用意していざコンビニへ。最近近くにできたファミマへ行くことにしました。新しい店内でとても清々しい。一周して眺めてから、マルチコピー機へ。
手順はとても簡単。メニューを選んで、持参したメディアを入れてデータを選択。用紙と枚数を指定したら出力ボタンを押して完了。安い!10円だ。
なんて簡単なんだ!と、ちょっと感動し、出てきた絵柄を確認。
「んっ。ちょっと小さい?かな。データを間違えて作ったか?」この時、機械がおかしいなんて思いもせず、自分が作ったデータを疑いました。
▲内容の詳細は削除していますが、こんな感じのデータです。
データは、B4サイズにタグ状の物を面付けしたデータで、トンボ(印刷・断裁するときのカット線や目印をトンボと言います)もつけたもの。当然B4では、全て入らないので、ひとまわり大きなA3用紙にプリントしました。ファイル形式はPDFです。
マルチコピー機のガラス台に用紙サイズの目盛りがあるので、合わせてみると「なんとなく小さい気がする・・いや小さい!」そこで急いで帰宅し、定規でキチンと測ってみることにしました。もちろんデータも開いて確認しながらです。
するとやっぱり小さい!B4よりも96%ほど「勝手に」小さくなってます。ありえない!人のもの勝手に縮小するなんて。しかも何も断りもなし。もしその場で気がついたら、返金してくれるのだろうか?
グーグルさんに教えてもらう
ナゼという疑問をグーグルさんにぶつけると、他の方々もご経験があるようで、祟りのようなこの現象を解説しているサイトがたくさん見つかりました。
どうやらデータをマルチコピー機に持ち込んで出力する場合、ほとんとのコンビニでは勝手に縮小されてしまうようです。しかし、ネットワーク経由でデータをアップロードしてのプリントは、縮小しないという選択ボタンがある。なんとも紛らわしい。
もう一つ驚きが!セブン-イレブンだど、どちらも方法でも回避できるようです。実際セブン-イレブンで再度出力しに行ったら、ちゃんと「縮小しない」というボタンがありました・・。後光がさした瞬間でしたが、文字通り、後の祭りです・・。
▲FUJI XEROXのネットワークプリントサービスのサイト
今はいろいろなサービスが溢れてます。
ナゼに縮小が初期設定?
しかし、分からないのが初期動作を「自動縮小する」にしていることです。こんな状態だと、例えば、B3サイズの地図や作品をA3の用紙2枚に分けて出力し、繋ぎあわせたいなんて時も、勝手に縮小されると、額装に合わなくなるし、縮尺も違ってきます。
普通にコピーしたら、小さかった!なんて、すごく違和感あります。
しかし、一方で、レーザープリンターは、用紙の端まで絵柄を印刷することはできません。もし、用紙サイズめいっぱいのデータを出力した場合でも、データ通りに印刷されて、必ず余白ができてしまいます。
私達のように、印刷関係の仕事をしていると、用紙のフチは絵柄が乗らないことは、当たり前と捉えますが、一般的には「印刷のミス」で勝手に絵柄が切れたという印象をあたえるかもしれません。特にインクジェットプリンターではフチ無し印刷は当たり前ですしね。
せめてメッセージを出して
でも、だったら、せめてユーザーがどうするか、決めることができるように、メッセージとボタンをつけてほしいと思います。
▲FUJI XEROXのサービスの解説サイト。
ここが一番丁寧だと感じました。
▲同人誌向けの解説だけど、出力フォーマットも掲載していたり、
分かりやすかったです。
ハガキをデザインして持ち込んで、いざ印刷したらちょっと小さかった!なんてことになったら笑えません!シャープさん、ぜひカイゼンしてほしいと思います!
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